学校法人 育成学園 育成調理師専門学校 [技能連携校] 向陽台高等学校

卒業後の未来
(社会で活躍する卒業生たち)

社会で活躍する卒業生たち

夢を見ている“今”から夢をカタチにする“未来”へ。
先輩たちの歩く道を紹介します。

フランス料理Chez Hori(シェ・ホリ)

自分の店がもてました。
“育成”で学んだことは、
人とのつながりの大事さです。

オーナーシェフ
堀之内 雅史さん
平成9年卒業 3期生
兵庫県・尼崎市立武庫東中学校出身

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技術は入学してからいくらでも学べます。
一番大事なのは、料理が好きかどうかです。

小学校から音楽が好きで、進路を決めるときは普通科の高校に行って音楽を続ける予定でした。料理にも興味があったので中3のとき迷いました。結果、調理師学校に入学しようと“育成”を選んだんです。
入学してからは専門学科や実習が楽しかったですね。知らないことばかりですから、やればやるほど身に付いていくのがおもしろかったです。
最初は包丁の研ぎ方から習いました。基礎の基礎ですが、包丁がきれいに研げていないと料理がおいしくできません。入学したばかりの生徒には料理の経験がない人もたくさんいます。先生は生徒が興味をもつようにていねいに教えてくださって、それは今も僕の財産になっています。
学生時代の僕は、一生懸命だったけれどその分、頭でっかちというか理論が先行していて、自意識過剰だったと思います。結果、就職した店も少しして退職してしまい、目標をなくしていた時期もありました。
これではいけないと一念発起してフランスに行きました。パリ市内にあるレストランで働きながら勉強しました。実は“育成”に通っている時に自分でフランス語も勉強していたのですが、語学よりもむしろ大事なのは日本に関する勉強だとわかりました。日本のことを聞かれても何もわからないので困りました。それからは日本についての勉強もするようにしています。
帰国して数軒のレストランで働きました。最後は尼崎のある店で調理長も勤め、2013年の夏に自分の店を出しました。

食品学や衛生学が今、役に立っています

“育成”ではフランス料理の先生から得たことが大きかったですね。作る料理がとにかくおいしかった。経験も豊富でプロのすごさがわかりました。
掃除をしっかりすることなど衛生面でもしっかり教えてもらいました。当時はなんでこんなに厳しいのかと思いましたが、清潔に店を保つことがいかに大事か、自分の店を持ってわかりました。
あと「食品学」の授業も役に立っていますね。当時はあまり熱心に勉強した記憶はないのですが、案外、学校で習ったことって覚えているものですよ(笑)。栄養価や食品の特徴などはお客様に料理を説明するときなどに必要です。
“育成”は少人数制なのでクラスメート同士仲がよく、毎日がとても楽しかったですね。
先生も熱心で、今も交流があり、店にも来てくれて励ましてもらっています。
“育成”では人と人とのつながりが学べたと思います。これから自分の店でがんばりますが、後輩たちに“育成”で学んだことを伝えることができたら、嬉しいですね。

やさしくお客さまを迎える黒板に描かれた手描きのメニュー。
前菜を盛りつけるのはまるで絵画を描くよう。繊細な仕事だ。
フィレステーキを切り分ける堀之内さん。素材は厳選して仕入れている。

ホテルモントレ ラ・スール大阪

料理長になりたい!
今は夢の途中です。

中国料理「彩雲」 勤務
岩竹 宏宣さん
平成16年卒業 10期生
大阪府・吹田市佐井寺中学校出身

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出会いを大事に、決めたらがむしゃらに進んで!
道は必ず開けます。

中学のときは勉強してなかったですね(笑)。でも、中華料理が好きで、炒飯を友だちに作ってあげて「おいしい」と言われて喜んだりしていました。テレビで炒飯を作って対決する番組があって熱心に見ていました。
進路を決めるとき、中学の担任に「何が好きやねん」と聞かれたので、「料理が好きです」と言うと“育成”を勧められて受験しました。中学の担任の先生との出会いも幸運でしたが、“育成”に入っても、先生や先輩たちとのいい出会いがありました。
“育成”では実習が楽しかったですね。でも一般科目の授業は当時はあまり乗り気ではありませんでした。
思い出すのは「春の七草」を暗記する授業。僕は「これ覚えて何の役に立つねん」とイヤイヤ覚えていましたが、料理の世界は季節感を大事にします。プロになってはじめて「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ…」という七草を覚えていることが仕事をする上で役に立つことを実感しています。“育成”で勉強したことにムダはなかったと今になって感謝ですよ(笑)。
就職しても、今の料理長との出会いがあり、勧められていろいろな料理のコンクールに出ました。最初はなかなか受からなかったのですが、「あきらめずにやれ」と励まされ、7年目にしてはじめて入賞。その後も「アルザス・ローヌワイン中華料理コンクール」「食の博覧会」などの大会で入賞するようになりました。
卒業しても“育成”には2か月に1回ぐらいはふらっと行っています。卒業しても行きたくなって、行きやすい学校、それが“育成”ですね(笑)。先生たちはときには厳しいけれど、とっても面倒見がよいです。
僕の目標は料理長になることです。まだまだですが、これからも経験を積んで、いつか夢を実現させたいと思っています。

9年目ともなると手つきも慣れ、自在に鍋をあやつれる。「素直なところが彼の長所。努力家ですね」と野上博文料理長の評価も高い。
きゅうりの飾り切りをする包丁さばきも見事だ。

ANA クラウンプラザホテル大阪

パティシエとして
大事なことを学びました。

ANAクラウンプラザホテル大阪勤務
松林 晴香さん
平成28年卒業 23期生
兵庫県・西宮市上甲子園中学校出身

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“育成”のいいところは調理から製菓まで、
幅広く学べるところだと思います。

小学生のころからケーキを焼くのが好きだったので、製菓の仕事がしたいと思っていました。中3で学校を決めるとき、“育成”を選んだのは、オープンキャンパスに行って楽しかったからです。入学してからも先生方が基礎からキッチリと教えてくださるので、今、“育成”で学んだことがとても役に立っています。調理技術だけでなく、調理器具をていねいに扱うことなど、パティシエとして大事なことを教えてもらったと思います。

また、ボランティア活動で老人ホームに行き、ダンスを見てもらったり、ケーキを食べてもらって喜んでもらったりしたこともいい思い出です。
就職は在学中のインターンシップでお世話になった今の職場に決まりました。今は、製菓部門で生クリームを立てたり、ケーキの飾りつけをしたりする仕事をしています。製菓の技術をもっと磨いていきたいですね。

海月館グループ

“育成”で磨いた技術が就職先で
評価され、早いステップアップに
つながりました。

総料理⾧
河津 啓佑さん
平成11年卒業 5期生
兵庫県・西宮市浜甲子園中学校出身

2017年、「楽天トラベル朝ごはんフェスティバル」で全国2位を獲得した。

Cafe Porte(カフェ ポルト)

夢だったカフェを開店しました。
“育成”で学んだ技術と
ネットワークが役立ちました。

店主
小澤 未歩さん
平成24年卒業 18期生
兵庫県・西脇市立西脇中学校出身

1杯1杯、心をこめてコーヒーを淹れる。

相愛大学 人間発達学部発達栄養学科 進学

料理を幅広い目で見たいと、
思い大学に進学して
栄養学を学んでいます。

3年
芝 和希さん
平成29年卒業 23期生
大阪府・大阪市立花乃井中学校出身

1年次に参加した「お弁当開発プロジェクト」で考案した「花見弁当」。
栄養面を考え、春らしさを盛り込んだちらし寿司に仕立てた。

就職先から見た育成学園卒業生

「なだ万」 理事
2010年単一等級調理(日本料理)技能士
2010年大阪府優秀技能者表彰(なにわの名工)

常務執行役員・調理本部長
梶田 賢治さん

調理の仕事というと、時間が不規則であるなど厳しい世界だと思う方もおられるようですね。たしかに一人前の料理人になるためには修行を積む覚悟が必要かもしれません。でも今は、定期的な休日や休憩時間など働く体制は整えられているので保護者の方もそう心配することはないのではないでしょうか。これまでに多くの新人を見てきましたが、育成の卒業生は気骨があって頼もしいですね。先生方も卒業後も何かと職場に顔を出して、卒業生とおしゃべりして、さりげなく励ましている姿を目にします。面倒見のよい学校ですね。

相愛大学
人間発達学部 発達栄養学科

准教授・管理栄養士
竹山 育子先生

栄養学系の大学では研究として食品や調理の勉強をします。調理師学校出身の学生は、それまで培ってきた調理技術に加えて、大学で理論的な裏付けを身につけるので社会に出たときに強みになります。現場をよく知っている管理栄養士になれるわけですから今後ますます需要が増えていくでしょう。育成の卒業生は素直で、何でも前向きですね。人間的な基礎ができている感じです。調理実習授業では3年間の経験があるので他の学生より抜きん出ていますが、他の学生に気配りしてさりげなくサポートしていて、育成の卒業生ならではだといつも感心しています。